いよいよ!5HORN Diningでも五千尺オリジナルボトルワイン解禁!
五千尺ホテル上高地でも人気のオリジナルボトルワイン(ドメーヌコーセイ樽まるごと買いわいん)の製造秘話です。
長文ですが、どうぞ最後までお付き合いください。
オリジナルボトルワインストーリー
🍇2022年9月:プリムールテイスティング🍷樽買い付け会
🍇2023年5月:オリジナルボトルワイン完成
🍇2024年4月:1年寝かせて販売を開始
製造先は、塩尻市のドメーヌコーセイさんです。
いよいよ!五千尺オリジナルボトル〔片丘メルロー2021〕を販売開始するにあたり、4/26(金)いち早くワイン会ご参加の方にテイスティングしていただきました。
🍷一番美味しい頃合いを見計らい“奥義5日前抜栓”育成!
🍷これをすることで何が変わるのか。
抜栓直後に飲むよりも遥かに口当たりがまろやかになり、まさに絹のようです。
自社畑の葡萄の木の樹齢がまだ若干若い為に香りと味に青みが少し残ります。
その青さをできるだけ少なくするやり方は⇒ 液体を空気に触れさせることです。
⇒そうするとワインがまろやかになります。
🍷ところで味はどうなの?
まず、皆さんからは、『これは本当に長野のワインなの?』という声が聞こえてきました。
濃くて渋いワインがお好みの方は、もしかしたら苦手かもしれません。
『へーこれがメルロー?』と思うかもしれませんがとてもエレガントできれいに造られています。濃すぎず薄すぎず、丁度よい滑らかな液体を、口の中でころがした時の究極にまるいバランスが、格付けクラスの上質なボルドーワインを飲んでいるかのように惑わせてくれます。
通常飲む長野産メルローよりも、タンニン(渋み成分)がまろやかで、えぐみもなく飲んだ瞬間のまるさから
かなり丁寧に作られた葡萄のスープのようです。
このワインは、皆で集まってがぶっと飲まれるよりも、レストラン、我が家のリビングで、大切な人とゆっくりと味わってほしいです。
🍷合わせるというよりも・・・・
もちろん肉料理が合うにきまっていて細かく言えばもっと絞れますが、それよりもチーズと弾力のある小麦の香りのするパンだけでもじっくりと1本飲むのがいいですね。うんちく無用!ただゆっくりと舌の上でころがすことで作り手の心が伝わってきます。
🍷2022年9月 樽ごと買いつけプリムールテイスティング会
🍷参加者
東京から約10社の企業代表者が参加。
大手酒屋さん数社、ネットビジネス系、レストラン等、その中には、何とソムリエ世界3位の某有名ソムリエの姿も見えました。
ということは、どの位ドメーヌコーセイさんが注目されているかが分かりますね。
🍷醸造について
除梗マシーン、圧搾マシーン等、日本に数台しかない貴重で高価なものを使用しています。
味村氏は醸造に全てをかけるタイプの方です。
神経を張り巡らせ、強く圧力をかけずに葡萄液を圧搾しじっくりと抽出しています。
そのタンク内容量の美味しい部分だけ7~8割程度を絞り出し樽に詰めていきます。
このように贅沢な作り方をすることで、ワインに一切雑味・えぐみが無くなります。
🍷テイスティング会開始 2022年9月~樽貯蔵庫にて
フレンチオーク・アメリカンオークそれぞれ沢山の樽メーカーがあります。
この小さい規模ですので、あっという間に売り切れてしまいます。現在は新規お取引は大変難しくなっているそうです。そんな大変貴重なテイスティング会なのす。
※私がセレクトしたワインは、セルヴァンというフレンチオーク(ボルドーサンテミリオン産)の会社です
🍷いよいよテイスティングスタート
①テイスティング
テーブル上のテイスティングシートに全て違う種類の樽で熟成された約10種のワインが注がれ、それぞれの樽とワインについて細かく説明を受けました。(樽には個性がありますので、全て違う味です。)
まず、フランス産とアメリカ産ではまるで違います。
例として、フランス産で、同じ樽メーカーで、同じ畑、同じ畝、同じ気象条件でも、樽ごとにそれぞれ違いが生じるのです。
この軸をしっかりと決めておかないと自分の作りたいワインの方向性が全然変わってきます。
だからこそ樽選びはかなり重要になってきます。
②決戦
全てのテイスティングが終了した後、本当の戦いスタート!
まず自分で購入したい樽を選びます。そこで、他社さんと同じ樽を選んでしまった場合は、その会社同士でどちらが
話し合います。そして、まさに都内某社と購入希望樽が重なってしまったので、すぐに譲りました。
そして、更に違う樽のワインをテイスティングさせていただきました。 ※その方が沢山違うワインが飲めるから🍷
テイスティングでの将来像は・・・
- エレガントさ メルローの香りと樽の香りのバランス。
- 柔らかさ 飲んだ時のふっくらとした感じ。
- とろけるようななめらかさ。
が、ワインから感じ取れば良いなぁと思いながら、約2年待つことにしました。
🍷2023年3月 ワインコンディション最終チェック日
3月某日、瓶詰め直前の最終チェックに醸造所まで急遽訪問。そして、テイスティング実施!
思った以上!私のイメージ通りすくすくと育って(熟成OK)いました。
🍷2023年5月 いよいよ完成 ~醸造所にて~
樽買い付けしたワインは、ラベルデザイン、ラベル生地、キャップの色を全て自分で決めることができます。
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拭く・・埃、汚れを除去。
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シーリング(キャップ付け・・キャップの色も選べる)
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ラベリング(位置・曲がりに注意すること!これが難しい)
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箱詰め(可愛いボトル達とはしばらくお別れ、288本、ラベルが汚れないように、丁寧に箱へ)
まずは、このラック内のワイン288本をすべて布で拭き、瓶の汚れや埃を除去することからスタート。
🍷シーリング~ワインのキャップシール付け~
はじめての体験シーリングは、本当に気を抜かずにまっすぐに!気を抜くとすぐにしわができてしまいやり直しになります。
意外だと思われるかでしょうが、288本全てパーフェクトでした!
🍷ラベリング~エチケット貼り~
ラベリング(エチケット貼り)というこの行程が意外と難しいです。(スタッフ談)
簡単なようでとても気を使います。
【注意点】
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ラベルの位置(高さを合わせる、斜めNG)をそろえる。
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ラベルのしわ。
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ボトルの縦筋との位置関係のバランス。
※瓶にはじ~っと見ないとわからない程度の立て筋があります。これは瓶製造行程上発生するものだそうです。
🍷箱詰め完成 万歳!
箱詰め終了。朝9時~12時頃までおよそ3時間程かかりました。
自分で企画したボトルを自分で完成させるという貴重な体験を、さらにワインに愛着を感じてしまいます。
🍷テイスティング会から1年半後、2024年4月~再会~
数年後にこうなればいいなぁ!という思いを込めテイスティングしましたが、果たしてどうなるものか!これは博打のようなものです。
私は、濃いだけのワインにある渋い感じ(渋み成分タンニンによりもの)があまり好みではないので、口に含んだ時のなめらかなさを一番大切にしています。
あの時のイメージ通り、
- エレガントさ メルローの香りと樽の香りのバランス。
- 柔らかさ 飲んだ時のふっくらとした感じ。
- とろけるようななめらかさ。
いやそれ以上に育っていました。
更に数年後にはどんなワインになっているのか楽しみです。少しずつ販売するのがいいですね。
🍷グラス販売、解禁します!!
販売開始いたします。もちろんグラスで!
是非、5HORN Diningで体験してみてください。
ドメーヌコーセイさんをの公式HPは以下をクリックしてください。
🍇ドメーヌコーセイ