★「野菜の美味しい店へ第1章 🥬松本産グリーンリーフ🥬」はこちらをご覧ください。
〖野菜の美味しい店へ第2章〗
谷口店長が行く!・・・・・まだ暖かい10月初旬にHappyVillageFarmさんへ訪問してきました。
主なトマトの品種は、ゆめみそら、茜空・ゆめみすずなど。
トマトに人生をかけて約30年。改良に改良を重ねていき、自分が納得するよう、糖度を高め甘味を増した甘いトマトをつくりあげました。
そのトマトをほんの少しですがご紹介します。
グリルトマト
焼けば焼いただけ甘ーくなる加熱調理専用トマト。(サンマルツァーノ×ミニトマトの掛け合わせ)
このトマト、実は皮が厚いのです。そのまま食べてもいいのですが、このトマトの旨味を引き出す為には、まず皮のまま焼き続けます。
皮がしっかりとしている分中身のどろっとした部分(一番栄養があるところ)が熱せられ甘味が凝縮されていきます。
そして、皮に焼き色がついた頃合いになるとようやく破けて中身のどろっとした部分がフライパンに溢れでてきます。それを更に煮詰めることで、さらに甘味が広がります。
だからこのトマトで作ったパスタは絶品!昇天!微笑み200%
とろけるように染み出るトマトの甘ーいジュースが全体を包み込みます。
写真もトマト・ベーコン・バジルという一見シンプルなパスタですが、普段食べるトマトパスタよりも断然美味しく甘ーくまろやかです。
と・・ここまで大々的に説明してきましたが、グリルトマトは、残念ながら旬が過ぎ、現在は食べることができません。一期一会!
ですが!この冬復活のXmasディナーには、HappyVillageFarmから仕入れたトマトを使用します。
どこで使うかは、お楽しみに。 美味しいトマトがどこかに登場します。
また次の美味しい野菜が登場したら追ってお知らせします。Xmasディナーについては、近日ブログ等で告知いたします。
職人一番の拘りとは
①土壌づくりが全て
★土と友達
この土を作るのになんと30年をかけてつくりあげたそうです。
元からあった土を毎年少しずつ少しずつ育成していきます。
冬になると栽培し終わった茎・葉、根っこ等をそのまま土に返していきます。
そうやって、冬の間に土を掘り起こし、空気入れ、そこでふかふかなベットをつくりあげます。
現在の土は、その場で育ってきた野菜達と微生物が長年かけて造り上げた結晶だということです。
★最近流行の完全無農薬では無い
農薬は完全不使用では無く、ほんの少し手助け程度使用しています。
これにはしっかりとした理由があります。
①常に畑にいて全てを観察していなければならないということ。
②気候・天候にダイレクトに関連してくること。
③生活を維持することとクオリティを維持することの難しさ。
🐛あまり無理をせず、できることをできる範囲で行うというモットーを大切にしているそうです。
★虫と共存
ビニールハウス内の虫たちにも協力をしてもらっているとのことです。
ある程度の大きな虫(てんとう虫)達は、葉や茎を食べてしまうアブラムシ等を食べます。
アブラムシも完全除去するのではなく、少量生かしておいて、さらに小さな虫を食べてもらいます。
そうやって小さな食物連鎖をビニールハウス内に発生させています。
虫が沢山いるということは、その土壌が豊かな証拠です。
②栽培方法は大公開!極秘一切なし
沢山の人が、栽培方法を習い、勉強しに訪問されるそうです。
そんな皆さんには、全ての情報を包み隠さず伝えるそうです。
『私には秘伝なんてありません。だからこそ全て教えます。普通に野菜は作れます。ですが絶対に同じようにできないでしょう。』
と笑顔で話してくださいました。
要するにどこまでやり、どういう味にしたいのか。その覚悟が必要なのです。トマト造りに関しては、絶対な自信を感じました。
③ほぼトマトだけに一球入魂!
トマトが大好き!美味しいトマトを作りたい!という気持ち一つです。
新鮮なミニトマト【チェロ・ロッソ】をその場でもぎ取ってたべさせて頂きました。
まだまだ出荷できないタイミングだということでしたが、その中でも美味しそうな色のもの試食。
この時点でも甘く濃厚でした。
これぞ、農場視察の醍醐味!その場での試食🍅
話を始めたら止まらない職人石綿ご夫妻。本当にトマト一筋の熱さが伝わってきました。
🍇ワイン会の有名醸造家も食べているトマト
最後に松本市内でのお取引先飲食店を伺ったところやはり名立たる有名飲食店がこの石綿さんが作るトマトを使っています。
因みに、いつも野菜が美味しいなぁと思って通う某〇〇店も、既にこのFarmのトマトを使用していとのことです。
だから美味しんだ!と。
そしてその某〇〇店には、なんとワイン界で有名な女性醸造&栽培家(しかもワイン取り引き中)、させていただいている山梨の某〇〇ワイナリーの方もお忍びで利用されていると伺いびっくりしました。
やはり美味しいところには達人・職人達は集まるんだなぁ!と。
さらに、取引の範囲は、少量ですが全国展開をしているそうです。
どうやって広げているのですか?と聞いたところ、営業はしていませんと。
料理人同士の紹介だけで広がっているそうです。早めに知り合って大正解!
冬はトマトのシーズンではありませんが、また来春から美味しいトマトをどんどん仕入れて行きます。
野菜の美味しい店へ第2章。トマト編でした。
これからも “谷口店長が行く!” 地域密着の美味しい野菜を探し求めて東奔西走します。